【ソウル23日聯合ニュース】「母親に見えるということがありがたいです。おばさんと呼ばれる年になったのに、おばさんの姿が想像できないと言われるのなら、それはほめ言葉ではないでしょう」――。新婚の女優の言葉としてはやや意外だが、ソン・ユナは自然に母親役を演じられることへの感謝の言葉を口にした。
映画「シークレット」の公開を控えインタビューに応じたソン・ユナは、忙しいプロモーションスケジュールにも明るい声で質問に答えた。「今でもおばさんらしくない」という言葉にも、「最近のおばさんたちはみんなそうですよ」と笑う。
昨年人気を博したドラマ「オンエア」に続き、「シークレット」でも母親を演じる。娘と登場するシーンはまったくないが、彼女が母親だということが、映画で最も重要な事件を引き起こす理由となる。また、来年公開される「ウェディングドレス」では、余命を宣告され、幼い娘との別れを準備する母親を演じる。
もし2~3年前に母親を演じていたなら、解釈の方向が違っていただろうと話す。「『母親はおばさん』という固定観念があり、むしろ遠ざけていたでしょう。そんな固定観念があったときには母親役のオファーがなく、考え方がおのずと変わったときに母親役をすることになり、幸いです。2~3年後には、今『シークレット』に出るべきだったのに、と考えがまた変わるかもしれませんね」。
早くもデビュー15年目だが、未だに作品を客観的に見られず、人々がどう見るかが気になり、どきどきするという。特にメディア試写会は「針のむしろ」で、以前は今以上に「断頭台に上がったかのようにひやひやしていた」と振り返った。
「シークレット」は、刑事のソンヨル(チャ・スンウォン)が、殺人事件の現場に妻ジヨン(ソン・ユナ)の痕跡を見つけることから始まる。ジヨンは殺人事件の容疑者となるが、決して口を開かない。ソン・ユナは、他の作品では役の状況や変化する感情が説明され、演じているうちに入り込めるが、同作ではジヨンの状況や感情がすべて省略されたまま、ひとりで想像し演じねばならなかったのが最も難しかったと話した。ドラマでの日常的な演技に慣れ、映画での演技や撮影環境もなじみがなく、苦労したという。
それにもかかわらず「シークレット」を選んだのは、これらを克服し、また映画にもう少し深く足を踏み入れたいという思いがあったためだ。ドラマでは「ミスターQ」「ホテリアー」「オンエア」などの代表作があるが、映画では大ヒットした作品がなかったのもプレッシャーだった。
これまで、なぜ映画に出ないのかとの声もあった。そのときにはそうせざるを得ない理由があったものの、「今はすべて良い方向に克服できた」とソン・ユナ。
「他人がどう言おうと、以前の作品もわたしにはすべて大切です。言葉で表現するのは難しいですが、それでも『シークレット』はわたしにとって一番『映画的な映画』です」。
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